オーストラリア政府、連邦警察官・陸軍部隊派遣
11月26日付ABC放送(電子版)は、ソロモン諸島の首都ホニアラの反政府・反中国暴動に対して、同国政府の要請に応じてオーストラリア政府が空港警備などの治安維持のため、連邦警察官や豪陸軍部隊を派遣したことを伝えている。
ソロモン諸島では2019年に台湾との国交を断絶し、中華人民共和国との国交一本に絞った時から一部で不満が高まっていたとしているが、もと...
入国特別許可も14日間の隔離期間も免除
2021年12月1日より、完全接種済み日本国籍者は、日本からオーストラリアへの渡航に際して、予めオーストラリア政府の入国特別許可を得ることも、また、入国後に14日間のホテル隔離をすることも免除されるようになる。
この渡航制限免除資格を得る条件として、日本国政府発行のパスポートを所持し、有効なオーストラリア政府発行のビザを所持し、また、オーストラリアのTh...
規制緩い国も多く、使用停止する動機付けなし
2003年以来、オーストラリアでは微量でも石綿を含む製品の生産、輸入、売買が禁止されており、石綿を含む物質が発見された場合には石綿処理専門業者に廃棄を依頼しなければならない。しかし、海外からの輸入工業製品に石綿が含まれていることがあり、検査ではねられるが、輸入品の全品目を検査することは現実に不可能なため、かなりの量が持ち込まれていると考えられている。
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流通機構の海外からの輸入量も減らず
農家は農作物が不作でも困るが豊作も過ぎると値崩れし、原価割れで出荷しても利益どころか赤字がかさむため、大量に廃棄処分し、値崩れを防ぐことになる。
現在、オーストラリア国内ではアボカドが大豊作の上に、スーパーマーケットなどの流通機構が輸入量を削減しないため、国内で作物がだぶついており、WA州の農家では、箱詰め、出荷してもコストの方が高くなるため、大量に農地に廃...
連邦高裁「国内労働者に比べて不当な差別」
イギリス人女性がバックパッカーとしてオーストラリア滞在中に喫茶店のウエイトレスとして働いた際に15%を源泉徴収されたことをめぐってオーストラリア連邦を相手取って訴訟を起こしていたが、連邦高裁が女性の主張を認める判決を下した。海外から訪れ、オーストラリアで働きながら旅行を続けるワーキングホリデー・メーカーやバックパッカーにとって朗報となる判決だった。
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保守連合政権内自由党に要望突きつけ
10月24日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、スコットランドのグラスゴーで開かれる温室効果ガスの二酸化炭素排出量ネット・ゼロを目指す会議に向けてオーストラリア政府の態度を決めなければならないが、連邦政権のスコット・モリソン自由党に対してバーナビー・ジョイス国民党が排出量ネット・ゼロには難色を示していたが、モリソン自由党に要望を突きつけ、同...
ジェットスターとも世界各地への航空路復活
10月22日付ABC放送(電子版)は、11月からカンタス航空、ジェットスター社が徐々に世界各地への国際航空路線を再開する計画を発表したと伝えている。
12月19日からシドニー・成田間路線の再開も予定されている。
22日、アラン・ジョイス・カンタス航空CEOは、「国際航空路線再開に向けて社員を呼び戻し、体制を固めつつある」と語り、11月・12月に再開予...
訪米中のモリソン豪首相が3か国と初顔合わせ
9月24日付ABC放送(電子版)は、訪米中のスコット・モリソン連邦首相が、クオド4か国の菅義偉首相、ナレンドラ・モディ・インド首相、ジョー・バイデン米大統領と顔を合わせ、会談に入ったことを伝えている。
この「クオド」4か国はすでにハワイ沖で合同軍事演習も行っており、インド太平洋地域の戦略的な同盟になっている。
このクオドは、軍事同盟でもなく、また公...
豪海軍潜水艦建造計画を豪が無警告で破棄
9月18日付ABC放送(電子版)は、AUKUS(豪英米3国軍事協力)結成に合わせて、オーストラリア政府がアメリカの技術援助で原子力潜水艦隊の建造計画を発表、また、フランスとの潜水艦建造契約をフランスに予告せずに破棄と発表した。これに抗議してフランス政府はオーストラリアとアメリカからフランス大使を召還する考えを明らかにしたことを伝えている。
オーストラリアは...
中国に対抗し、米・英とのパートナーシップ再確認
9月16日、スコット・モリソン連邦政権は、何かと障害の多かったフランスとの潜水艦隊建造契約を解消し、3国軍事パートナーシップ、AUKUSの一環として、原子力潜水艦隊を購入すると発表した。
ジョー・バイデン米大統領、ボリス・ジョンソン英首相も3国戦略パートナーシップの新段階に入ったと語った。
国内に大規模な原子力施設を持たないまま原子炉駆動の潜水...