連邦高裁が政府に不利な新判決下す
オーストラリア・アボリジニの父母が外国に移住し、そこで生まれた子供がオーストラリアに戻って来て、懲役1年以上の刑を受けた場合、豪国籍以外の国に強制送還できるかどうかということが争点になった連邦高裁裁判で、「アボリジニは生まれながらにしてオーストラリア国籍を持ち、その国籍を剥奪することはできない」との判決が出された。
ABC放送(電子版)が伝えた。
連邦高裁は...
第二陣到着も現地にはまだ帰国希望者が在留
2月9日昼前、新型コロナウィルス発生源の中国武漢市からの救出チャーター機第二陣がダーウィンの空軍基地に着陸した。同機は中国当局の着陸許可が出ないため、香港に待機し、武漢出発が2日ほど遅れている。また、当初、オーストラリア国民、永住権者の救出に対して中国当局が許可を拒否したとも伝えられている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
児童90人、乳幼児11人を...
中国側の着陸許可遅れで延びていた第二陣
新型コロナウィルス発生源の武漢でオーストラリア帰国第二陣の政府チャーター機を待っているオーストラリア国籍者と永住権者に新しい離陸予定が伝えられた。
第二陣を乗せるカンタス機は香港で待機しているが、中国政府の着陸許可が出ないため、出発が延び延びになっていた。また、新しい離陸予定も中国政府側の認可待ちで、さらに延びる可能性がある。
ABC放送(電子版)が伝...
中国当局が豪国民の武漢着陸許可を出さず
オーストラリア政府がカンタス航空機チャーター機を新型コロナウィルス感染患者が大発生している武漢に派遣し、オーストラリア国民でオーストラリア帰国を希望する者をWA州の空軍基地経由でクリスマス島入管収容所に移送し、収容所で14日間の潜伏期間を過ごすように命じた。
第二陣のチャーター機が武漢に飛び、2月7日夜に同地から離陸する予定だったが取り消され、8日になる...
また、中国経由の外国人の入国禁止令勧告
中国武漢から発生した新型コロナウィルスの大流行により、連邦政府外務貿易省(DFAT)は、中国本土への海外渡航情報をレベル4の「渡航を見合わせるよう」に引き上げ、また、中国からの帰国者は14日間の自己隔離をするよう求めている。
スコット・モリソン連邦首相は、DFATが、「入国管理を強化し、2月1日以降の中国空港発の旅行者のオーストラリア入国を禁止する措置」...
世界保健機関が新型コロナウィルス感染を指定
1月31日付ABCニュース(電子版)は、世界保健機関(WHO)が中国武漢で発生した新型コロナウィルス感染症を国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態に指定したと伝えている。
WHOがこの緊急事態指定を適用したのはこれまでに6例があるだけで、今後世界各国の対応と空港での検査が強化されることになる。
これまでも何度かWHOの16人の専門家で構成される緊急...
巨大テクノロジー企業が思わぬ拾いもの
中国武漢に発した新型コロナウィルス大流行ではすでにソーシャル・メディアで陰謀説が世界中にばらまかれており、巨大テクノロジー企業はデマ情報の広がりを食い止めるのに苦戦しているが中にはこのデマで企業が利益を得ているケースもある。
ABC放送(電子版)が伝えた。
WeiboやWhatsAppなどのソーシャル・メディア・プラットフォームは疾病関係のデマに苦労して...
豪連邦手配のカンタス・新型コロナウィルス緊急便
1月29日、スコット・モリソン保守連合連邦政権の発表した「武漢で立ち往生している600人のオーストラリア国民をカンタス機でクリスマス島の入管検疫所に輸送し、検疫所で2週間過ごしてもらう」救出案は、翌30日には「武漢・クリスマス島2週間の隔離宿泊付き」で1人あたり$1,000を支払わなければならないことが明らかにされている。
シドニー・モーニング・...
カンタス機、武漢救出飛行に向けて準備
連邦政府は新型コロナウィルス蔓延で出入りを規制されている中国湖北省武漢から帰国できない600人ほどのオーストラリア国籍者の救出のためにカンタス航空機を派遣する計画を進めている。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
また、スコット・モリソン連邦政府はクリスマス島の入管収容所を臨時検疫所と定めており、カンタス航空機は武漢からの救出者...
中国国外で初の快挙でワクチン開発にはずみ
オーストラリアの研究チームが中国国外では初めて新型コロナウィルスの分離に成功した。
ABC放送(電子版)が伝えた。
この快挙を果たしたのはメルボルンのPeter Doherty Institute for Infection and Immunityの研究チームで、同研究室ではウィルスを世界保健機関(WHO)を通じて世界の研究室と共有し、ワクチン開発...