第14回 タスマニア巡り
ほろ苦く甘いレザー・ウッドの蜂蜜
タスマニア土産の定番、レザー・ウッド・ハニー
旅先で、旅の思い出に、家族や同僚にと頭を悩ませるのがお土産。今回はタスマニア土産に最適なレザー・ウッド・ハニーをご紹介します。
州固有の木、レザー・ウッドから作られる蜂蜜は強い甘さの中にほろ苦さがあり、独特の芳香を持っていて、味はマヌカ・ハニーをうんと甘くした感じ。この独特の味は初めて食...
第14回 タスマニア巡り
夏を告げる紫の丘陵
丘陵を紫に埋めるラベンダーは夏の風物詩の1つ
タスマニアの夏を彩る風物詩の1つがラベンダー。西岸海洋性気候に属する当地は高温多湿を嫌うラベンダーの栽培に適しているため、公園や庭でよく見掛けることができ、実はタスマニアでも北海道・富良野の様な一面紫のラベンダー畑を見ることができるのです。
ロンセストンから車で北東に約1時間、小高い丘の向こうに隠れる...
第13回 タスマニア巡り
夏を彩る白花畑は危険な香り
夏を彩る満開の除虫菊畑
12月になるとタスマニアは、ようやく夏らしくなります。晴れの日に、さまざまな景色が見られるこの季節はツアーのロング・ドライブも苦になりません。いつもは代わり映えのしない農場地域も白や黄色に彩られ、ツアー参加者に限らず我々ガイドの目も楽しませてくれます。
さまざまな農作物が育てられているタスマニアですが、広大な畑を一...
第12回 タスマニア巡り
遅い春の訪れは咲き乱れる花の季
山道を彩るバウエラ(白)とシャギー・ピー(黄)
本土の南約260キロにあるタスマニアは、春の訪れが遅く10月下旬、年によっては11月に入りようやく春めいた気候になります。春が到来すると、長く寒い冬を耐え忍んできた草木が競い合うように花を開かせ始め、海、山、街中、至る所で満開の花々を見ることができます。
本格的な花のシーズンは10月下旬...
第11回 タスマニア巡り
そびえ立つ大岩、ザ・ナット
ハイフィールドから望むザ・ナットとスタンレーの町
北部の港町バーニーから海岸線を西に車で約1時間ほど走ると、突き出た半島の先、バス海峡に浮かぶようにそびえる大岩が見えてきます。タスマニアのエアーズ・ロックことザ・ナット。アボリジニの言葉「Munatrik」が由来と言われるこの大岩は、今では北西部随一の景勝地となっています。
玄武岩でできた...
第10回 タスマニア巡り
歴史の原点、監獄史跡ポートアーサー
現存する最大の建物、刑務所本館も囚人自らの手で造られた
ホバートから車で約1時間半、タスマン半島の中ほどに位置するポートアーサー監獄跡地。2010年に他の10史跡と共に「豪州の囚人遺跡群」として世界遺産に登録された同史跡は、タスマニアの歴史を語るのに欠かせません。
「囚人の島」と呼ばれたタスマニアには1803年の上陸以来、数多(あ...
第9回 タスマニア巡り
冬が最適? 野生のウォンバット観察
山道脇で疲れてお休み中のところをパシャリ
短い手足にずんぐりむっくりな体形、まん丸で愛嬌のある顔、思わずモフモフしたくなるそんな動物……。認知度ナンバー1のタスマニアン・デビルを抑え、タスマニアで不動の人気1位を誇るのが、ウォンバットです。
タスマニアでは、ウォンバットはワラビーやポッサムに次いでよく見掛ける動物。国立公園はもちろん...
第8回 タスマニア巡り
冬山を楽しむ、マウント・フィールド国立公園
雪積もるパンダニの森を歩く
ホバートから車で1時間強、ダーウェント・リバー沿いを北上し、牧場地帯を抜けた先にマウント・フィールド国立公園があります。1916年にフレシネ国立公園と共に設定された州最古のこの国立公園は、1年を通して州内外から多くの人が訪れるタスマニアきっての人気スポット。大小のハイキング・トラックはもちろん、ビジ...
第7回 タスマニア巡り
歴史の街、州都ホバート
ホバートの街を一望できるマウント・ウェリントン頂上展望台
今回は、州都でもあり、タスマニアを訪れる際に空路での主な玄関口となる街、ホバートをご紹介しましょう。
ホバート空港から車で約15分、ダーウェント・リバーに架かるタスマン・ブリッジを渡ればもう市内です。州最大の人口、22万人を抱えるホバートは、このダーウェント・リバーから湾に沿うような形で...
第6回 タスマニア巡り
冬の訪れはファガスの黄葉と共に
クレイドル・マウンテンを鮮やかに染めるファガス
4月、街路樹や農園の木々が赤黄に色付き葉を落とし始めると他州よりも足早に、駆け足で秋が過ぎていきます。秋の風物詩でもある紅葉・黄葉ですが、実は豪州原産の樹木ではほとんどありません。温暖で厳しい冬を越す必要のないこの大陸の樹木は常緑樹のみ。プラナスやニレ、ポプラなどに代表される街路樹は、全て外...